第381章

芸能事務所を立ち上げたばかりで、なかなかその場を離れられない。前田南は病院と会社を往復する日々を送っていたが、今のところはどうにか両立できていた。

彼女は所属タレント数名のために、それぞれの活動計画書を作成した。以前彼らのパフォーマンスを見たことがあり、長所はおおよそ把握している。個々の計画は厳密なものではないにせよ、それぞれの性格に合った内容になっていた。

桂川翼は渡された計画書を受け取り、パラパラと粗く目を通す。

「こんなに仕事を詰め込むんですか……」

前田南は薄く笑みを浮かべ、彼を見やった。

「どうしたの? 仕事が多すぎて、倒れやしないかと心配?」

「まさか。チャンスは一つ...

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